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LZ カナル型 レビュー 中華イヤホン

【レビュー】中華イヤホン LZ A6 「黒将軍」

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新年1発目に紹介するのは音響機器及び周辺機器の輸出入を行っている(株)七福神商事からお借りしたLZ社のA6、「黒将軍」というイヤホンになります。

中華イヤホンとしては結構お高めのイヤホンになりますが、LZ社はA5の評判が非常に良く、今回のイヤホンも非常に良い仕上がりになっています。

また、A5の特徴でもあったノズル交換は3種類→9種類へ大幅にパワーアップし、より細かい調整が可能になりました。

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【スペック】

  • ドライバー(片耳あたり):4BA+1DD+1セラミックツイーター
  • インピーダンス:20Ω(LOUDボタンON)/45Ω(LOUDボタンOFF)
  • 音圧感度:115dB(LOUDボタンON)/110dB(LOUDボタンOFF)
  • 再生周波数帯域:
    A組ノズル:10Hz~40kHz
    B組ノズル:15Hz~35kHz
    C組ノズル:20Hz~20kHz
  • 付属ケーブル長さ:約130cm(マイク無し)
  • プラグ:3.5mm 3極(L型)
  • プラグ本体:MMCX/2ピン(2種類展開)
  • カラー:ブラック
  • シェル素材:合金

 

【価格】

直販:34980円

Amazon:34980円

 

【付属品】

  • イヤホン本体
  • メッキケーブル
  • イヤーピース
    S、M、L 穴の径小さい、大きい各2ペア
    フォーム 1ペア
  • ケース
  • 保証書
  • 説明書
  • 合格証

【重さ】

合計約14.8g。

片耳に合計6ドライバ、合金製ということもあり、比較的重い部類になります。

【外観】

ブラックを元にし、縁は面取りされ、素材のシルバーがかっこよく光っています。

LOUDボタンが付いており、ON/OFFでインピーダンスを変えることが可能です。

特に目立ったロゴ、文字も無く落ち着いた感じです。

【ノズル】

LZ A6は他ではあまり見ることができないノズル交換式です。

これによって音質を調整することができます。

大きくは以下のようにA、B、Cと組み分けされています。

・組み分けについて

実際に細かく見ていくとA、B、Cの組みで金属部分の厚みが変わります。

A組が最も厚みが薄く、C組が最も厚くなっています。

これにより、音の通る径が変わります。

A組は最も低音域、高音域が通りやすく、かなりのドンシャリ気味。

C組は最も低音域、高音域が通りにくいのか中音域重視な感じがありました。

・組の中の種類について

組の中でも3種類あり、これはフィルターの密度で分けられています。

1例としてA組の写真を撮りました。

写真だと少々分かりづらいのですが、一番左側の青は密度が低く、一番右側の赤は密度が高くなっています。

B組、C組内でも同様の密度で分けられています。

これによって特に高音域が変わったように感じました。

密度が低いものは高音域強め高いものは高音域弱めになります。

 

【LOUDボタン】

BAは各周波数でインピーダンス値が異なるため、抵抗値を変えると

(BA自体の特性が変わるのでどの帯域がどう変わるかは不明)

今回のイヤホンではLOUDボタンをOFFにし、抵抗値を上げると低音域、中音域のボリュームが下がり、高音域が主張するような音になりました。

高音域のインピーダンス値が高いBAを使っているのでしょうか。

「BA インピーダンス特性」でググったりすると色々な情報がでてきますので興味がある方は是非調べてみてください。

【ケーブル】

黒色の皮膜に包まれたケーブルが付属しています。

耳元部分L/Rの表記があり、ひと目で左右がわかります。

リケーブルで他のケーブルとも聞き比べましたが、付属のこちらでもバランス良くなっていると思います。

耳元にクセが付いているタイプですが、柔らかい素材で軽く付いている程度のため、クセ付きが嫌いな私でも圧迫感無く使うことができました(笑)

芯数、素材は不明です。

【遮音性、装着感】

上記の【重さ】で書いた通り、重さがありますが、フィット感が良いからでしょうか、それなりの時間着けていても耳が痛くなるということはありませんでした。

シェル自体もしっかりと厚みがあるからなのか、音漏れも気にならないです。

重さがあるため、運動する際に使うのは厳しいかもしれませんが、通勤等では問題ありません。

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【感想】

  • 再生機器:Zishan DSD(無改造)
  • ケーブル:付属ケーブル
  • イヤーチップ:Acoustune AET07 Mサイズ

今回のレビューのために参考になるように無改造のZishan DSDを用意しました(笑)

ノズルによってだいぶ変わってしまうので標準でついていたA組、黒でレビューしたいと思います。

イヤホン自体は高音域を重視されているようで特に高音域がクリア、キラキラに聴こえます。

キラキラですが、刺さりがでやすい高音域ボーカルでもほぼ刺さることなく聴けたので、安心しました。

全体的なバランスは良好で篭りなどもほとんど無いように感じました。

解像度も高く、安心して様々な音源を聴く事ができると思います。

低音域も十分でていてバスドラムあたりまでしっかり聴こえるので表現力は高いと思うのですが、若干力不足に感じました。

低音を強く聴きたい曲では少々不足するのではと感じました。

個人的に重低音、高音域好きということもあり、A組の青、LOUDボタンONがキラキラ、高音強調で好きです。

欅坂46の「サイレントマジョリティー」だとちょっと疲れるかな、、、fripSideの「Love with you」あたりはまだなんとか大丈夫って感じです。

ただかなり高音がかなりキツイので、聴いてる途中で音を変えたい、、、でも外に出てるしノズル持っていない!という方はLOUDボタンをOFFにして柔らかくするという使い方も可能です。

長時間聴くなら標準でついているA組の黒をおすすめします。

B組、C組は厚みによって音が制限されているせいかクリアさが減少している気がしました。

再生環境によっては有効だと思いますので是非環境に併せて最適なノズルを見つけていただきたいです。

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